

AMTは、「Your Partner for Innovative Challenges」という理念を掲げ、多様な専門性を活かし、クライアントの課題解決に向けた革新的なアプローチを追求しています。この理念を象徴する出来事として、2025年5月15日、門永真紀弁護士が同年のFinancial Times主催「Asia-Pacific Innovative Lawyers Award」においてLegal Intrapreneur賞を受賞しました。この受賞は、同弁護士がナレッジ・マネジメントを通じてAMTの業務を変革し、法律業界全体に革新をもたらしたことへの高い評価を示しています。

1. ナレッジの連携と融合による革新
AMTが提供する法的サービスの強みは、多様な専門性と柔軟なチームアップにあります。この強みを支える基盤となっているのが、門永弁護士が主導して構築したナレッジ・マネジメントシステムです。ナレッジ・マネジメントとは、知識、知見、ノウハウ、情報といったナレッジを集約・管理・共有し、それらを有効活用するための仕組みを構築、運用することです。門永弁護士をはじめとする総勢22名のナレッジ・マネジメントチームは、法律業務に必要な情報や知識を日々体系的に蓄積し、分野を越えて活用する仕組みを構築し、ナレッジを最大限に活用するための仕組みを提供しています。従来、専門分野ごとに属人的に管理されていた知識は、ナレッジ・マネジメントによって事務所全体で共有され、分野横断的な連携が可能となりました。
これにより、複雑な法的課題に対しても、コーポレート、紛争解決、知的財産、環境・エネルギーといった異なる専門分野の弁護士を結集し、最適なチーム編成することができます。このプロセスでは、各専門家の知識が最大限に活用されるだけでなく、分野間の連携が強化され、クライアントのニーズに迅速かつ的確に対応することが可能となります。ナレッジ・マネジメントは、AMTの「多様な専門性」と「柔軟かつ機動的なチームアップ」を支える重要な要素であり、クライアントに最適なソリューションを提供するための基盤となっています。
2. 革新のリーダーシップ
門永弁護士は、日本の法律業界におけるナレッジ・マネジメントの先駆者として知られています。同弁護士は国内の法律事務所では初めてChief Knowledge Officer(CKO)の役職を担い、効率的な情報管理と資源活用を目的としたナレッジ・マネジメントを事務所内に根付かせました。この取組みにより、従来の業務プロセスが大幅に効率化され、弁護士がより戦略的で付加価値の高い案件に集中できる環境を整備しました。
さらに、門永弁護士は業界全体にも影響を与えています。2021年には、Corporate Legal Operations Consortium(CLOC)の日本支部の設立に携わり、法務業界におけるリーガルオペレーションに関する議論を促進する場を提供しました。同弁護士の著書『企業法務におけるナレッジ・マネジメント』(2020年)や『リーガルオペレーションの実践』(2024年)は、日本の法律業界における知識管理と業務プロセスの最適化に関する深い洞察を提供し、多くの法務パーソンに革新を促すインスピレーションを与えています。
3. Financial Times Award受賞の意義
門永弁護士が受賞した「Asia-Pacific Innovative Lawyers Award」のLegal Intrapreneur賞は、同弁護士の革新への取組みが国内外で認められたことを示しています。この賞は、法律業界における変革をリードする個人を称えるものであり、門永弁護士の活動が業界全体に与えた影響の大きさを物語っています。彼女の受賞は、AMTが「Your Partner for Innovative Challenges」という理念を体現し続けている証でもあります。
4. AMTの未来への挑戦
AMTは、門永弁護士の受賞を契機に、ナレッジ・マネジメントをさらに強化し、クライアントの成功を支えるためのソリューションを提供し続けます。私たちは、柔軟かつ機動的な専門チームを結成し、クライアントの多様なニーズに応える体制を構築しています。また、業界全体の進化を促進するリーダーとして、革新を通じて信頼と成果を提供し続けることを目指しています。
AMTは、クライアントの成功を最優先に考え、常に革新を追求するパートナーであり続けます。私たちのナレッジ・マネジメントを基盤とした分野横断的なアプローチは、複雑な課題に対しても包括的かつ実践的な解決策を提供し、クライアントの期待を超える成果を実現します。
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