当事務所では、2011年から継続的に日本人弁護士をベトナムの法律事務所に出向させ、現地事務所との連携を強化して現地の法制度及び法律実務に関する経験を積むとともに、年々増加する日本企業を依頼者とするベトナム案件に対応しておりましたが、5月中旬にベトナム・ホーチミンに当事務所ホーチミンオフィスを開設して業務を開始しますので、お知らせいたします。

ベトナムは近年高水準の経済発展を続け、また人口も急増していることから、生産拠点としてだけでなく、今後有望な消費市場としても注目を浴びています。日系企業についても製造業に加えて金融・サービス業の進出が増加しており、今後も高水準の日系企業によるベトナム投資が期待されています。当事務所は、同国経済の中心地であるホーチミン市にオフィスを開設し、現地のトップ・ローファームであるVILAF法律事務所をはじめとする現地法律事務所と必要に応じて連携することにより、進出済みの日系企業及び今後進出を検討する日系企業に対し、迅速かつ高度なリーガル・サービスを提供します。ホーチミンオフィスでは、ベトナムにおける企業買収（M&A)、現地資本との合弁企業の組成、現地法人設立といった日系企業のベトナム進出サポートを行うとともに、現地拠点のコンプライアンス、労務案件や紛争処理といった進出後の法律問題や、ベトナムとのクロスボーダー・ファイナンス等の金融案件についても、現地の最新の実情に基づいたアドバイスを日本語で提供します。

ホーチミンオフィスの代表として、VILAF法律事務所で約2年半の実務経験を有している三木康史弁護士が常駐し、現地の法制度に精通したベトナム人弁護士及び東京から派遣する日本人弁護士とともに執務します。ホーチミンオフィスでは、2013年11月に開設されたシンガポールオフィス及び本年5月1日に開設されるジャカルタデスクを含む当事務所の海外拠点、並びに東京オフィスのベトナムデスクを始めとするアジア関連業務に携わる弁護士とも有機的に連携・協働して、クライアントの皆さまに最適なリーガル・サービスを提供していく所存です。

【ホーチミンオフィスの概要】
名称：	アンダーソン・毛利・友常法律事務所　ホーチミンオフィス
代表：	弁護士　三木　康史 (*)
所在地：	Kumho Asiana Plaza Saigon, Suite 609A
	39 Le Duan Street, District 1
	Ho Chi Minh City, Vietnam
TEL：	+84-8-3822-0724（代表）
FAX：	+84-8-3822-0324
開設時期：	2015年5月中旬（予定）

（*）弁護士　三木　康史

2006年10月	最高裁判所司法研修所修了（59期）・弁護士登録・当事務所入所
2012年5月	米国Northwestern University School of Law (LL.M.)
2012年9月	ジャカルタのRoosdiono & Partners法律事務所での勤務開始
2013年9月	ニューヨーク州弁護士登録